◆ 東谷 仁/著 四六判191頁 ISBN978-4-902443-65-3 C0095 本体1800円(本体1800円+税10%) 2022年10月10日刊行 ※書店のほかAmazon、楽天ブックス、hontoからもお買い求めいただけます。
山形の片田舎に貧困の中生まれた一人の青年が、戦争で辿らなければならなかった足跡を記録したノンフィクション小説。アジア太平洋戦争は、当時の国家、個人にとって何だったのか。ロシア・ウクライナ戦争の惨禍が伝わる今、改めて当時の空気と戦争そして平和について考える。
[本書の内容]
[目次]
第一章 戦争と国民と――戦争前夜の日本…………11
第二章 満州へ…………………………………………………………29
第三章 憲兵(軍警察)を目指して……………………53
第四章 東京での結婚生活――太平洋戦争突入…75
第五章 南方へ――憲兵としての闘い………………………103
第六章 終戦と「サルガソ」………………………………131
プロフィル
東谷 仁 トウコク ヒトシ
1948年山形県西村山郡西里村生まれ。1972年國學院大学文学部史学科卒業。同年より城西大学附属城西中学高等学校教諭。2001年より校長。2010年退職。同年城西国際大学国際人文学部教授。2019年定年退職。2020年より私立滋慶学園高等学校非常勤講師。1980年代から、マレーシア・シンガポール・フィリピン・タイ・ベトナム・インドネシア・中国、韓国などアジア各地を回り、戦争当時の日本とアジアの関係を調査。高校・大学の授業では、日本の戦争被害だけではなく、加害責任についても積極的に取り上げる。